園だよりの作成ポイント5選

園だよりは、行事の予定や子どもたちの様子、保育目標を保護者に発信する役割を持っています。園だよりを作成する際は、これから紹介する5つのポイントを押さえると、スムーズに作成できるでしょう。

伝えたい内容を優先順位で並べる

園だよりは、子どもたちの様子や行事予定などを伝える大切な手段です。そのため、見やすく整理されている必要があります。

 

まずは保護者に伝えたいことを文、箇条書きなどで書き出して整理をしましょう。情報が整理できたら、トピックスの優先順位を決めます。大きな行事や感染症が流行している場合は最初に持ってくるなど、整理した情報に優先順位をつけて並べましょう。

 

このとき注意したいのが、行き当たりばったりで作成してしまうと伝えたいことが伝わらなくなってしまう点です。情報を整理して、園だよりのベースを固めましょう。

箇条書きで伝えたいことを簡潔に伝える

園だよりには、保護者へのお知らせやお願いを記載することが多くあります。これらは重要な項目になるため、簡潔にまとめることが大切です。

 

イレギュラーな持ち物や行事がある場合などは、伝えたいことを箇条書きにすることでより分かりやすくなります。特に持ち物は、チェック欄を設けると保護者も管理しやすいでしょう。

 

また、保護者参加型の行事は、仕事の都合がつけやすいように配慮することも大切です。年初めに前もって伝えると良いでしょう。

全体的な並びやバランスを考える

園だよりに優先順位をつけたトピックスを配置する際には、全体的な並びやバランスを意識することで読みやすくなります。

 

まずは大まかに紙面を区切り、優先順位が高いトピックスを上の方に配置するなどして並びを決定しましょう。重要事項は、他のトピックスよりも大きく載せるなどの工夫をすれば、さらに分かりやすくなるためおすすめです。

 

また、この並びやバランス、構成は固定化することも大切です。一貫した構成にすることで、見落としを防ぐことができるでしょう。

下書きで準備をして最後に校正できるようにする

全体的なバランスや並びが決定したら、いきなり文章を書き始めるのではなく、一度下書きを準備しましょう。優先順位順に並べたトピックスが、割り振ったスペース内に納められるか否かを確認するためにも、下書きは大切です。

 

下書きの段階で文字の大きさなども決めましょう。割り振ったスペースに収まらない、バランスが取れないといった場合には、再構成が必要です。手書きで作成する場合でも、一度パソコンで作成することで校正しやすくなるためおすすめです。

全体の統一感を出せるように細かく調整する

下書きが出来たら、最後に園だより全体が統一感のある見やすいものになるように、微調整します。

 

作成後に全体を見直すと、余ったスペースが目立つ、全体のバランスが悪いといったことが多くあります。そのような場合は、イラストを追加する、もとのイラストやコンテンツの大きさを変えるなどの調整を行いましょう。

 

調整の際には、作った構成を大きく変更することは避けて、イラストや一言メッセージの追加などを活用してスペースを埋めることがポイントです。

保育園・幼稚園で使える園だよりの書き出し・例文集

多くの場合、園だよりの書き出しは季節の挨拶から始まります。季節の移り変わりが伝わるように、文章を考えると良いでしょう。

 

季節の挨拶や書き出しがなかなか作成できない場合には、過去の園だよりや書籍、文例などを参考にするとスムーズに作成できます。分かりやすく、短時間で園だよりを作るためには、参考にできるものを活用することも大切です。

 

以下では、各月の書き出しの文例を紹介していきます。

【1月の例文】お正月休み・新年の挨拶

1月の園だよりは、お正月休みや新年の挨拶で始めることをオススメいたします。具体的には、以下のような文章で書き始めます。

 

・明けましておめでとうございます。穏やかな初春をご家庭で迎えたことと、お慶び申し上げます。
・新たな年を迎え、静かだった園内も子どもたちの笑顔と元気な声であふれています。
・久しぶりの登園に緊張している様子も見られましたが、お正月や冬休みの思い出を話す子どもたちの表情は輝いています。
・明けましておめでとうございます。空気が乾燥しており、体調を崩しやすい季節です。園でも子どもたちの体調管理には十分気を配りたいと思います。本年も何卒よろしくお願いいたします。

【2月の例文】寒い季節・節分・バレンタイン

2月は雪が降ることもあるため寒さや冬を意識した書き出しがオススメです。節分やバレンタインデーなどに触れるのもオススメです。2月の例文は以下の通りです。

 

・寒空の下、梅の木には蕾が膨らみ始めました。1日1日、春に近づいているのを感じます。
・寒さの真っ只中にいるようですが、もうすぐ立春ですね。園では豆まきをして邪気を払い、無病息災を願います。

【3月の例文】春への移り変わり・進級や卒園

3月の園だよりは、春の訪れや進級・卒園などの行事の書き出しがオススメです。例文は以下の通りです。

 

・春の訪れを感じる中、進級や卒園を控えた子どもたちの成長を感じる日々が続いています。
・うららかな日差しを感じ、園庭にある桜のつぼみも膨らみ始めました。子どもたちと1年間の思い出を振り返りながら、少しずつ進級や小学校入学に向けての準備も始めています。
・寒さも和らぎ、春の暖かな風が頬をなでる季節。子どもたちはそれぞれ進級、卒園を迎えます。
・子どもたちの手作りのひな人形が、今年も園内に飾られました。春の訪れを感じながら、卒園式の練習を行っています。

【4月の例文】春の様子・入園

4月の園だよりは入園や進級、春の暖かさや草花の芽吹きなどを意識した書き出しがオススメです。例文は以下の通りです。

 

・ご入園、ご進級おめでとうございます。うららかな春の暖かさと共に新しいクラスでの生活がスタートしました。
・新しい環境の中でドキドキしながら過ごす4月。新年度が始まり、春風が心地良い季節となりました。
・暖かい春の日差しの中、いよいよ新年度が始まりました。子どもたちと多くの思い出を作り、元気いっぱい過ごしていきたいと思います。
・草花の芽吹きと共に、子どもたちの新しい園生活が始まりました。ご入園、ご進級おめでとうございます。

【5月の例文】新緑・子どもの日

5月の園だよりは、新緑や端午の節句、過ごしやすい季節であることに触れた書き出しがオススメです。例文は以下の通りです。

 

・新緑が美しい季節になりました。子どもたちは園庭で元気いっぱい遊んでいます。
・過ごしやすい春の日差しを感じる今日この頃。入園、進級から1カ月が経ち、子どもたちも少しずつ新しい生活に慣れてきたようです。
・新入園児さんにとっては何もかも初めての1カ月が過ぎました。疲れが出やすい時期ですので、ご家庭でも体調管理をお願いいたします。
・最近は、まるで初夏のような暑さの日もありますが、園庭では、にこにこ笑顔で元気に遊ぶ子どもたちの姿も見られます。水分補給を行いながら、楽しく遊んでまいります。

【6月の例文】梅雨への移り変わり・あじさい

6月の園だよりは、梅雨やあじさいなどを取り上げて書き出すのがオススメです。例文は以下の通りです。

 

・遠足の日に雨が降らないように、てるてる坊主を作成しました。笑った顔、怒った顔、面白い顔など、個性豊かなてるてる坊主が並び、教室は賑やかです。
・新年度がスタートして、あっという間に2カ月が経ちました。すっかり新しい環境に慣れた子どもたち。子どもたちの柔軟性にはいつも驚かされます。
・新緑の季節も間もなく終わりを迎えます。もうすぐ梅雨入りですね。お天気の日には、思いっきり戸外遊びを楽しみます。

【7月の例文】夏への移り変わり・七夕・プール

7月の園だよりは、プール開きや七夕、夏への移り変わりを感じられる書き出しがオススメです。例文は以下の通りです。

 

・日差しが強い日も増え、夏の訪れを感じます。7月〇日は待ちに待ったプール開きです。ケガや事故のないように、十分に気をつけて参ります。
・7月は待ちに待ったプール遊びが始まります。安全に配慮して、子どもたちと楽しんで参ります。
・爽やかな夏風が頬をなで、お天気に恵まれる日も増えてきましたね。七夕、夏祭りと行事が盛りだくさんの7月。年長さんのお泊まり会に向けての準備も始まりました。
・7月7日は七夕の日。園内の笹には、みんなの願い事を乗せたたくさんの短冊が揺れています。

【8月の例文】真夏の暑さ・夏祭り

8月の園だよりは、夏祭りなどの行事や、真夏の暑さに触れた書き出しがオススメです。例文は以下の通りです。

 

・青い空に真っ白な入道雲がもくもくと浮かんでいます。とうとう夏も本番ですね。
・照りつける太陽のもと、暑さに負けず、子どもたちは元気いっぱい過ごしています。
・青い空に白い雲。園庭には夏の風物詩であるセミの鳴き声が響いています。
・水遊びで暑さを吹き飛ばす子どもたち。色水や砂場遊びもお気に入りです。
・夏真っ盛りですね。真夏の遊びといえば水遊び。最初は怖がっていた子も、段々と慣れてきました。今では顔にお水がかかっても平気です。
・セミの声と共に真夏の暑さを感じる日々。たくさん遊んで、水分補給をこまめに行いながら園生活を楽しみたいと思います。
・雲ひとつない真っ青な夏空が広がり、戸外活動を楽しむ時間も増えてきた子どもたち。水遊びなどの夏ならではの遊びを通して、元気に遊んでいます。

【9月の例文】残暑・秋への移り変わり・運動会

9月の園だよりは、残暑や秋への移り変わり、運動会などを取り上げた書き出しがオススメです。例文は以下の通りです。

 

・暑さの中にも、心地良く過ごせる日が増えてきましたね。秋への移り変わりを感じます。
・園庭には、赤とんぼの姿がちらほらと見られるようになりました。
・暑い夏も過ぎ、秋の気配を感じるようになりました。寒暖差が激しいこの時期、体調を崩さないように気をつけて過ごしていきましょう。
・高い空と爽やかな風に、秋の訪れを感じますね。運動会に向けて、子どもたちは毎日一生懸命練習しています。
・真夏の暑さがひと段落し、秋の優しい日差しと風に変わってきましたね。園でも子どもたちと虫の鳴き声を一緒に聞いて、秋の訪れを楽しんでいます。

【10月の例文】秋晴れ・紅葉・芋掘り

10月の園だよりは、紅葉や秋晴れといった自然や気候に関すること、芋掘りなどの行事に触れた書き出しがオススメです。例文は以下の通りです。

 

・木々の葉が鮮やかに色づき、紅葉の季節になりました。肌寒さを感じながらも、子どもたちは園庭で落ち葉拾いを楽しんでいます。
・食欲の秋、スポーツの秋、楽しい季節がやってきました。あっという間に半年が過ぎ、子どもたちの成長に驚いています。
・秋晴れの日も多く、過ごしやすい季節がやってきました。子どもたちは散歩中に紅葉狩りを行い、鮮やかに色づいた葉っぱの観察を楽しみました。
・気持ち良い秋晴れが続く中新年度がスタートして、半年が過ぎました。身体測定では「背が伸びたよ」と教えてくれる子どもたち。身も心も大きく成長した半年でした。

【11月の例文】晩秋・冬への移り変わり

11月の園だよりは、冬への移り変わりや晩秋に関する書き出しがオススメです。例文は以下の通りです。

 

・落ち葉の季節です。子どもたちは、ざくざくと音を鳴らして踏みしめたり、落ち葉拾いをしたりして楽しんでいます。
・秋も深まりました。冷え込む日もあるので、ご家庭でもお子様の体調把握をお願いいたします。
・子どもたちはどんぐりが大好きです。見つけると大喜びで拾い集めています。
・秋が深まる中で、朝晩の冷えこみと共に晩秋を感じる季節となりました。生活発表会に向けた取り組みも始まります。園内では、子どもたちの元気な声が響き渡っています。
・イチョウの葉も色づき、秋の深まりを感じる季節。園庭では子どもたちが元気いっぱいに走り回っている姿が見られます。

【12月の例文】厳しい寒さ・クリスマス

12月の園だよりは、クリスマスなどのイベントや冬の厳しい寒さに触れた書き出しがオススメです。例文は以下の通りです。

 

・枯葉の舞う季節となりました。冷たい空気の中、子どもたちはお外で元気に遊んでいます。
・あっという間にときが過ぎ、今年も残すところあとひと月となりました。子どもたちの成長を日々感じています。
・子どもたちが楽しみにしていた12月がやってきました。子どもたちは「サンタさんに何頼む?」など、クリスマスの話題で盛り上がっています。
・子どもたちが楽しみにしているクリスマス会までもう少し。園内にもクリスマスツリーが飾られました。
・年の瀬までもう少しですね。園内のクリスマスの飾りを楽しみながら、子どもたちは寒さを吹き飛ばしそうなキラキラした笑顔で過ごしています。

園だよりに盛り込むべきコンテンツとレイアウト例盛り込むべきコンテンツ

1~12月で、それぞれの園だよりの書き出しを紹介しましたが、園だよりには盛り込むべきコンテンツがいくつかあります。具体的には、以下の通りです。

 

・保護者の方へ連絡するお知らせ
・季節ごとの挨拶や具体的な園の様子
・保育園内のお友達の誕生日のお知らせ
・直近で行われる行事

 

園だよりは、基本的に上記のコンテンツで構成されています。

 

保護者の方へ連絡するお知らせを記載する

園だよりは、様々な情報を保護者へ伝達するという重要な役割を担っています。そのため、園だよりには保護者の方へ連絡しなければならないお知らせを記載するようにしましょう。

具体的には、保育園に提出しなければならない書類の詳細や、保護者が参加する行事について記載します。お知らせの欄は、保護者にとっても見逃したくない内容なので、できるだけシンプルにまとめることが大切です。

提出しなければならない書類がある場合には、チェック欄を作成すると分かりやすくなるでしょう。

 

季節ごとの挨拶や具体的な園の様子を共有する

すでに解説しましたが、園だよりの書き出しは季節ごとの挨拶から始まります。季節ごとの挨拶で書きだすことで、園だより全体が引き締まって見えるため、紹介した例文を参考に書き出してみましょう。

また、挨拶に続いて、具体的な園の様子を共有することも重要です。行事や日々の生活の中で感じた子どもたちの成長について、記載すると良いでしょう。ただし、園だよりは園全体のことを記載しなければならないため、一部のクラスなどに偏らないように配慮が必要です。

 

保育園内のお友達の誕生日のお知らせを入れる

園だよりでは、保育園内のお友達の誕生日のお知らせを盛り込むようにしましょう。

具体的にはクラス名、誕生日、お名前、年齢を入れると良いでしょう。園によっては、担任からのコメントやお誕生日会での写真などを一緒に掲載する場合もあります。スペースに余裕がある場合は検討してみましょう。

ちょっとした工夫をすることで、保護者や子どもたちが嬉しくなる園だよりを作ることができます。

 

直近で行われる行事を記載する

園だよりには、直近で行われる行事を記載することも大切です。行事予定は、ミスがあると混乱を招く恐れがあるため、入念にスケジュールを確認するようにしましょう。

また、園の行事はクラスによってスケジュールが異なる場合もあります。伝達ミスが起こらないようにするためにも、クラスの情報を明記するなど工夫が必要です。

園だよりをカラー印刷する園であれば、クラスごとに色を分けるのも効果的です。

レイアウト例

園だよりには、保護者の方への連絡事項やお誕生日のお友達の紹介、行事予定など盛り込まなくてはならないコンテンツがいくつかあります。読みやすい園だよりにするためには、これらのコンテンツをどのように配置するのかといったレイアウトも重要です。

 

一般的な園だよりのレイアウトは、タイトルの下にまず季節ごとの挨拶や具体的な園の様子が配置されます。このコンテンツのボリュームが1番多くなるケースがほとんどです。

 

続いて、保育園内のお友達の誕生日のお知らせを配置します。全体的なバランスを考慮して配置するようにしましょう。行事予定のカレンダーは、園だよりの最下部に配置するケースが多いです。

 

コンテンツごとに見出しをつけたレイアウトにすることで、読みやすい園だよりになります。見出しはフォントを変える、大きさを変えるなど工夫しましょう。

 

スペースが空いてしまう場合は、すでに解説したとおりイラストや保育士からのコメントを入れると良いでしょう。

 

イラストを入れる際には、必ず内容と合ったものにしなければなりません。関係ないイラストは、誤解や混乱を招く可能性があり、読みづらくなってしまうため避けましょう。

 

また、時期に合わせて感染症対策に関するコンテンツを盛り込むケースがあります。その場合は、正確な情報を記載することが大切です。

 

レイアウトは、園によって固定されている場合や、園独自のルールが決まっている場合もあるため、事前に確認しておくようにしましょう。全体的に詰め込みすぎず、コンテンツごとに区切るなど、読みやすさを意識したレイアウトを心掛けることが大切です。

まとめ

園だよりは、園での子どもたちの様子や行事予定、お知らせなどを保護者に伝えるための大切なツールです。園だよりを作成する際には、まずは伝えたい内容を書き出して優先順位をつけるなど、段階を踏んで作成することがポイントです。

 

また、園だよりの書き出しは季節の挨拶で始まることが多くなっています。紹介した例文を参考にしながら、子どもたちの様子などを盛り込んだ書き出しになるように意識しましょう。

 

そして、伝えたいことがしっかりと保護者に伝わるように、レイアウトなどを意識しながら園だよりを作成してみましょう。